みなさん、ソネリラという植物は知っていますか?
まだまだ観葉植物としてはマイナーな植物ですが、派手な葉やきれいで小さな花が特徴的な植物の仲間です。
今回はソネリラの魅力についてみなさんに紹介したいと思います。
僕が育てているソネリラの仲間の紹介
Sonerila sp. wf1 from Phang Nga Thailand
おそらくSonerira mameiと呼ばれている一番出回っているタイプのソネリラで葉にきれいな白いドットが入るのが特徴です。かなり丈夫で、高さも30cm程度まで高くなり、大きくなった株の葉は見事です。
Sonerila ‘Green spotted’(ソネリラ ’グリーンスポッテッド’)
上記のソネリラにかなり近いのですが、中央に白いラインが入るタイプのソネリラです。育て方もSonerila sp. wf1とほとんど変わらないです。
Sonerila calophylla (ソネリラ・カロフィラ)
ソネリラのなかでは小型のタイプで、葉のキラメキは本当に美しいです。光が弱いと徒長しやすくなかなか気難しいタイプです。大きくなってくると根本に球根を作るのが特徴です。
Sonerila pulchella(ソネリラ・プルケラ)
葉脈に沿って光沢のラメが入るタイプのソネリラ。個人的にはきれいに育てるのがかなり難しく、今いろいろと環境変えて育てています。光がかなり少ない環境(LEDランプの真下ではなく際の方に置く感じ)だときれいに育ってくれている気がします。
Sonerila sp. from Thailand
タイから輸入されたソネリラで蛍光色の葉脈が特徴。葉の表面には細かい赤い毛が生えています。こちらは育てるのは容易な方です。
ソネリラの分類・分布域について
少し難しい話になってしまいますが、分類学的にいうとソネリラの仲間はノボタン科(Melastomataceae)のソネリラ(Sonerila)属に属する植物の仲間を言います。
2021年現在180種が発見されており、毎年のように新種が発見され発表されていますので、今後も増え続けていくでしょう。
ソネリラの仲間の分布域は主にインド、スリランカからインド太平洋地域までの南アジアや東南アジアの熱帯付近となります。
ノボタン科の中でソネリラの仲間に共通する特徴として、花弁(花びら)が3枚あることが知られています。
ソネリラの育つ環境について
一言でソネリラといっても、多様な生態を持っており、地面で育つタイプ(地生)や木に着生するタイプなど様々な環境で育つものがいます。
僕が通常、室内で育てるときは水苔や用土(赤玉土や鹿沼土)で育ててますが、これまで育てて北中では水苔で育てたほうがきれいに早く育つように思います。
湿度はソネリラ全般的に高湿度を好み、乾燥を嫌います。特に用土の乾燥には弱く、すぐに萎れてしまいます。自宅で栽培するときは、密閉した容器内で育てると水切れのリスクを抑えて育てることができます。
ぜひこの機会にソネリラを育ててみませんか?
コメント