植物を育てる鉢といえばプラスチックと陶器が中心ですが、最近おしゃれが好きなガーデニングファンを中心に不織布という布製のポットに人気が出てきています。
今回はそんな不織布ポットを実際に使って観葉植物を育てている僕から育てる上でのメリットと実際に育てている植物の様子について書いてみたいと思います。
不織布ポットのメリット
まず不織布ポットのメリットについて説明したいと思います。僕の考えるメリットは以下の6つになります。
- 通気性がいい
- 軽い
- 使わないときに場所を取らない
- ごみ捨てが楽
- おしゃれ
- 環境にやさしい
通気性がいい
植物を育てる上で、水を適切にあげて、その植物が好む日光の強さ(例えば光が好きな植物は直射日光、森の中で育つ植物は日陰など)で育ててあげるのがもちろん重要ですが、水の管理も同様に重要です。
プラスチックや陶器の場合、水を抜くためには鉢の下の方に穴を開けて水を逃して上げる必要があります。鉢に対して十分な穴がない場合、水の抜けが悪くなってしまい、土がずっと湿った(過湿)環境になってしまいます。この環境では、植物の病気の原因になる病害菌(糸状菌や細菌)が増殖しやすく、最悪の場合、根腐れを引き起こしてしまいます。
それに対し、不織布はプラスチックや陶器と違い布製で、鉢全体から空気の入れ替えを行うことができ、それによって土の乾く速度も上がり、土の水環境を適切に保つことができます。
軽い
陶器のような鉢ですと鉢だけの重さでも数キロにもなり、移動させるのが大変です。特にパキラやドラセナなど大きめの観葉植物の鉢は土を合わせると10kgを超える重さになりますが、不織布ポットの場合、大きめのポットでも1キロ以下にしかなりません。水やりのためにベランダや庭に出すのも手軽にすることができます。
また、不織布ポットには取っ手がついていることも多く、普通の陶器やプラスチックの鉢と比べると断然持ちやすいのもポイントです。
使わないときに場所を取らない
育ててた植物が枯れてしまうとそれだけで悲しいですが、さらに困るのが鉢の保管場所ですよね。代わりに新しい植物を買いたいけど、お気に入りの植物がまだ見つからない。そんなときも何も入っていない鉢は買うまでスペースをとって邪魔なことも多いです。プラスチックや陶器の鉢はたたむことができませんが、不織布ポットはたたむことができ、本当に少しのスペースで保管することができます。アパートやマンションなど住むためのスペースが小さい住宅ですとこのメリットはかなり大きいと思います。
以下の写真のように小さくたたむことができます!!
ごみ捨てが楽
プラスチックや陶器製の大きな鉢を捨てようとしたことがある人はわかっていただけるとおもうのですが、鉢の処分はめんどくさいことが多いです。粗大ごみで出さないと行けなかったり、ゴミ袋に入るようにのこぎりで切ったり、ハンマーで割ったりしないといけません。怪我をするリスクもあります。
不織布ポットはそれに比べかなり楽です。布製ですので畳んで燃やすゴミに入れるだけです。ホント簡単です。
おしゃれ
プラスチックの鉢は、テカテカしておりお家の中で目立ってしまうことも多いと思います。そのため、鉢カバーをつける必要があったり、なかなか家の中で鉢をきれいに飾ることができないことも多いですが、不織布ポットはそれだけで様になることが多いです。色も現在はアースカラーを中心にたくさんありますので、ぜひお気に入りの鉢をみつけてください!
環境にやさしい
プラスチックの鉢を捨てた場合、作る過程で石油を利用したり、さらに処分するときは有毒なガスが発生したりやはり環境への負荷が大きいです。その分、不織布であれば燃える素材ですので環境にも優しいです。近年、スタバなど大手のカフェでもストローを紙製にしたり、スーパーの買い物のレジ袋が有料になったりとSDGsの中で叫ばれている地球環境を守るための活動が活発になってきていますね。その面でも不織布ポットは優れています。
実際に植えてる様子とその後の成長の様子をお伝えします
2021/3に下の写真のように不織布のポットを購入しました。
中はこんな感じでシンプルです。
以下のものは土を入れたものですが、現在はこの土を使って植物を育てています。これくらいの細かめの土だと水やりの際に細かい粉塵が出そうとも思ったのですが、水やりするしてもほんの少しで気にならない程度しか出ませんでした。ホントに優秀です。
以下の写真が実際に植えた後の様子です。今回僕はフィロデンドロンのシルバードラゴン、ブラックベルベットという品種とメディニラ・マグニフィカという植物を植え替えてみました。今後、どのように育つかまた報告を追加していきたいとおもいますので、よろしくおねがいします。
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